Valenciennes Träumereien

ワクワク、ドキドキ、ときめいたり時には悩んだり。アラフィフ主婦の愛と勇気と愛しい声と。

150129 辻井伸行、ヴァシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル@愛知県芸術劇場

今年初のコンサート。諸事情あって今回は名古屋のチケットを取りました。愛知県芸術劇場、一度行ってみたかったし! チケット代のあまりの高さにひるんで (ナンカの時みたいに、半額チケットは出ないと思ってましたからね・・ヤ○△クでちょぴっとお安くなっていた時に押さえておいたS席) 本当はBプロとか、Aプロの大宮とかも行きたかったんですが、結局この名古屋公演のみに留めました。 席は2F上手側の前方。指揮者もよく見える?!良席でほっ。

ロイヤル・リヴァプール・フィル(RLPO)は初めての来日とのことですが、私にとってはショスタコ交響曲集の13番と14番(ごめん、まだ全曲揃えてない^^;Box出ないかな〜〜)でお馴染み。弦の響きが美しいオケとの印象を持ってます。 最初のショスタコ祝典序曲は、あえて予習なしで臨みました。ノッリノリのペトレンコ、時にジャンプも混じったり(笑)いい感じで、今夜も期待できそう〜〜p(^。^)q 続いて辻井伸行さんとのラフマニノフピアノ協奏曲3番。最近ラフマニノフづいている私、ピアノものには疎いんですが、2番だけはマリリン・モンローの映画「7年目の浮気」で覚えて、いっとき嵌ったときがあります。今回の3番は、YTに上がっているこちら↓で予習しました。

いやもう。これ凄いの。 ピアノの存在感が。 で、今回はどちらかというとピアノ<オケの響きに耳を奪われてしまいました。弦にロシアの響きを感じる、とでも言うのかな・・ ペトレンコ、オスロフィルとのグリークのピアノ協奏曲の時には、ピアノに花を持たせている感があって、オケの音量は控えめだったと感じたんですが、今回は容赦なくオケを鳴らす鳴らす。特に低音の弦はモロに私好みの音色で、聞き惚れました(←弦でも低音に反応する人) そういうラフマニノフだったので、これはショスタコ10番はどんなに素敵な演奏になることかと期待のボルテージも高まったわけです。 *********************** 白眉は第二楽章の終わり。それまでペトレンコは激しく動いていて、ひとときも動きが止まることなかったのに、バン・バン!と鳴らした後に、すくっと腕もおろして直立不動。 シーッ!という音が目に見えそうなぐらいの静寂がとてつもなく爽快で。 ただ・・予習をカラヤンベルリンフィルでしていたせいか、第3楽章あたりから、微妙な音のズレとかが気になって、何となく、なんとな〜〜〜く、散漫になった気がしました。 体調も悪かったので、私のほうに問題があったかもしれませんが、 (実はこの時既にインフルエンザの兆しがありましたから・・ごめんなさい、コンサートホールでウィルスを撒き散らしたかも^^;) 昨年3月のオスロフィルとのショスタコ5番の時は「もう5番は一生実演聴かなくてもいいかも!」とまで思ったんですが、そういう感覚までには至りませんでした。 それとペトレンコ、カーテンコールではかなーり、ナルシーっぷりを発揮してた気が^^; オスロフィルの時とも"One more? OK!“ の仕草はやっていて、その時はそれがお茶目で微笑ましいと思っていたんですが、 まあ、手兵との来日公演ですし、サービス精神からなんでしょうけど… ともすれば鼻につくと言われかねないかも… とか、いらんおせっかいまで焼いておりました。老婆心ですね、はい。 あーそういえばこの日、3人ほど困ったことをしでかしたおばさまたちがいらっしゃいました[E:down] 辻井さんの公演が終わって舞台袖に引っ込む時に、何かプレゼントを渡して(辻井さん本人にうまく渡せなかったので、ペトレンコに向かって「渡して」的なジェスチャーしてましてね・・;) その後、後半のプログラムが終わった後にはペトレンコにも何か渡そうとしてましたが、係員に止められてました(結局オケの人が受け取ってたケド) 演奏者に何か渡したい時は、受付に預けるといいですよん。日本の劇場ではほぼ確実にきちんとやってくれる・・と思います。 (楽屋口突撃も悪くないケド、それも止められてしまうことも時にはありますから) アンコールは辻井さんが2曲、オケは1曲(ブラームスハンガリー舞曲1番)のみ。 確か他では2曲やってたよね・・ ちなみにサイン会も、名古屋ではやってなかった模様・・; (体調悪かったから、もしやってたとしてもパスしたけど) 何はともあれ、昨年3月5月のバリャドリッドに続いて一年のうちに3回、全部ショスタコで(笑)実演に接することができたのは良かったです。 実は来日前よりも、ちょっぴり熱が冷めてしまった感もあるのですが[E:heart03]、今後も動向は追って行きたいと思いますし、また来日して下さるといいな。今度は単独で、在京若しくは地方オケのゲストコンダクターとして。 ************************** 【プログラム】 ・ショスタコヴィッチ 祝典序曲 ・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30 ・ショクタコーヴィッチ 交響曲第10番ホ短調作品93 2015年1月29日 愛知県芸術劇場コンサートホール 2F6列目右サイド 指揮:ヴァシリー・ペトレンコ ピアノ:辻井伸行 オーケストラ:ロイヤル・リヴァプール・フィル

Copyright ©Valenciennes Traeumereien 2014-