Valenciennes Träumereien

ワクワク、ドキドキ、ときめいたり時には悩んだり。アラフィフ主婦の愛と勇気と愛しい声と。

チューリッヒ美術館展vsオルセー美術館展

そういうわけで、都内での用事はすぐに済んだものの、台風の影響で使用路線がストップしてしまったので時間をつぶさねばならず…

「あ、国立新美術館なら月曜日も開いてたはず!」と思い出し、乃木坂まで行くことに。
以下ピンク色の字はツイッターからの転載です。

  • あらやだ、病院出るまでは動いていたはずの私の利用路線も止まっちゃったわ~(>_<)仕方ないので都内で遊んでいこう。そのうち動き出すでしょ… posted at 10:36:09

  • 電車まだ止まっているのをいいことに、乃木坂の美術館なう。欧米の美術館並みのすきっぷりでレストランもゆったり(*^o^*) pic.twitter.com/LgnGDxiFMM posted at 11:49:40
いつも激混みのボキューズも、昨日は即、お席へ案内してもらえました。メイン(メカジキのオレンジ風味ソテー?だったかな・・)とデザート、コーヒーのみのセットで2000円なり。

  • 乃木坂の美術館でチューリヒ展とオルセー展、両方観て来たけど個人的にはチューリヒ展の方に軍配。ベックマンとカンディンスキーシャガールに萌え萌えしてました。気に入った絵はハガキも買ってきました。 今日は空いてたのでどちらもじっくり観ることができたのはほんとラッキー。 posted at 15:00:51
ツイートに反応して下さった角砂糖さんとちょっとやり取り。楽しかったです。ありがとうございました!!
  • .@sugarcube1211 台風のおかげです^_^; なかなか絵は覚えられないので、気に入ったものはリストに印をつけて、さらに気に入ったものは絵葉書買ってきました(^。^) pic.twitter.com/RAr55mzROT posted at 19:51:17

  • @sugarcube1211 クレーも可愛らしいのが来てますよ!年明けに神戸にも巡回するみたいです(^_ー)オルセーの印象派も素敵でしたが、先に表現主義を見てしまったせいか?ふわりと風のように去って行ってしまった感じ?心にひっかかってくれませんでしたーー;濃いのが好きみたいで。 posted at 20:13:29

  • @sugarcube1211 来年1/31〜5/10まで、神戸市立博物館だそうですよ〜zurich2014-15.jp角砂糖さんの感想も楽しみにしてます!!表現主義ってそういえば音楽もそーいうのが好きです^^;R.シュトラウスとか・・; posted at 20:26:50
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で、やり取りの中でハタと気がついたんですが、そう・・私、絵は表現主義というか、簡単に言うと濃い絵が好きなんです。買って来たハガキなんて、まさにそういう感じ・・;

マックス・ベックマンは、在米時にセントルイスの美術館で、たっくさん見る機会があり(終戦後ドイツからアメリカに亡命したベックマンは、セントルイスに長年住んでいたので彼の絵がたくさんあります)
その時の刷り込みも多分にあるのでしょうけど
ベックマンに傾倒していた頃に、私の絵画の趣味が形成されたと思います。

(ちなみにエルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーとか、オランダのキース・ヴァン・ドンゲンとかも好き。(ムンクも。。。)
ドンゲンについては、ロンドンに行った時に巡り会った絵について書いたことがありました。→→→ 
で、そこに他人事のように書いてました《微妙に退廃的な香りを漂わせた、ダークで骨太な好きなんでしょうねえ》と^^;)

参考までに、もらった出品リストに印をつけてきた絵を列記しておきます。
(あくまでも、直感的に「いい!」「素敵!」と思っただけですので、詳しいことは尋ねないで下さい^^; 絵は音楽以上に、どうしてそれが好きなのか?を言葉にするのが難しいです;;)


ゴーギャン 「花と偶像のある静物画」
ホドラー 「真実、第二ヴァージョン」「遠方からの歌」
ムンク 「冬の夜」「エレン・ヴァールブルクの肖像」「造船所」「ヴィルヘルム・ヴァルトマン博士の肖像」
○キルヒナー 「小川の流れる森の風景」
○ベックマン 「マックス・レーガーの肖像」「スヘフェニンゲンの海岸の散歩」
◎ベックマン「女優たち」(絵はがき左上のもの)
マティス 「マルゴ」
△クレー「操り人形」「スーパーチェス」
カンディンスキー「黒い色班」(絵はがき右上)
シャガール 「婚礼の光」「パリの上で」
シャガール 「戦争」(絵はがき下のもの)
△エルンスト 「都市の全景」
△ミロ 「絵画」「体操する少女」

【オルセー展】

。。。こちらはチューリッヒ展の○が100だとすると80ぐらいの○ ^^;
ツイッターにも書いたんですが、先に濃いチューリッヒ展の表現主義をがっつり見たせいか?!
オルセーの印象派はふわりと風のように去ってしまい、心にひっかかってくれなかった感がありまして;;

○バジール 「バジールのアトリエ、ラ・コンダミンヌ通り」「家族の集い」
○ミレー 「晩鐘」
○ドービニー 「収穫」
バスティアン=ルバージュ「干し草」
△カイユボット 「床に鉋をかける人々」
○モロー 「イアソン」
シスレー 「ルーヴシエンヌの雪」
セザンヌ 「スープ入れのある静物」「バラ色の背景の自画像」
○デュラン 「手袋の婦人」
○ホイッスラー 「灰色と黒のアレンジメント第一幕」
○ラトゥール 「デュブール家の人々」「テーブルの片隅」
○モネ 「草上の昼食」
○モリゾ 「ゆりかご」
○マネ 「婦人と団扇」

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一日経って、こうして改めてタイプしてみると、なんとな〜〜くですけど「ああ、ああいう絵だったかな?」とか、思い出せました^^;

オルセー展は題材によって、同じ画家さんの絵でも違うグループに分けて展示してあるので、
書き出してみて改めて、いくつかは同じ画家さんの絵をマークしていたんだわ・・とかいうことにも気がつきました。

(そういえば最初、自分のペンを使って印をつけていたら係の方から「備え付けの鉛筆を使って下さい」と指摘されて鉛筆を借りたんですけど、こんな理由からだったんですね・・知らなかったわ〜〜)

まあ、こうやってメモをとりながら充分ゆったりと鑑賞できる余裕があった・・ということです。悪天候の時に進んでお出かけ!とまでは言いませんが、少しそういう時を狙ったりすることも、面白いものです。

オルセー展の方は10月20日まで。おそらくこれから〜最終週は激混み必至!でしょうけど、
チューリッヒ展のほうも(私はご覧の通り、濃い絵ばかりに興味を示してますけど、
柔らかいタッチの絵もあります^^;)見応えありますので、これから行かれる方はこちらも視野に入れてみては如何でしょう?
来年1月31日〜5月10日までの日程で、神戸市立博物館にも巡回しますよ!!


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